夕食までのひととき。
部屋に備わる露天風呂と内湯に何度も入って、
あらゆる部屋を行ったり来たりする。

とにかく広いので、「全部の居心地を試してみないと」
と考えるのは所詮、貧乏人の思考回路か。

でも、楽しかったな。

そういえば小さい頃、新しく建った親戚の家に
遊びに行った時もこんな感じだったっけ。

まるで、子供に戻ったかのような無邪気な自分。
時間を忘れ、ただただその空間に酔いしれた。

そしていつしか、自分の「止まり木」を見つけると、
思い出したかのように、持ってきた雑誌を並べる。

私：「ちょっとした情報コーナーができたね」
妻：「なんだか、立派なスペースね」

その「情報コーナー」から無作為に本を取り出しては、
気になる情報を共有する。

私：「今度、ここに行ってみない？」
妻：「うん、楽しそうね！」

また一つ、二人が目指す目的地が見つかった。

2013/04/20 -露天風呂付きログハウスでお泊り-