旅の記録は新ブログ「キャンピングカーで愉しむ!車中泊キャンプと旅紀行」に引き継ぎました。(2017年10月~)

使える「どこでもクーラー」にする方法!2014/08/13 09:24

夜は寒いくらい_20140809

冷房を使う場合、閉めきった空間の方が効率的だと思っていました。
この「どこでもクーラー」を使う場合もその例外ではなく。
ポリプロピレンのパネルで密閉空間を作り上げました。

でも、これが良くなかったのですね。
室外機を外に出せるクーラーとは違うのですから。

排熱ダクトからどんどん温かい空気が放出されるのに、
密閉されているのでそれに見合った吸気が間に合わず。
軽キャンの車内は陰圧空間になっていたのでした。

空気は圧の高い方から低い方に流れます。ということは? 
空気圧の低下した車内から熱を放出するのはほぼ不可能。
いくら運転しても温度を下げる事が出来なかったのはこのせいです。

そう、コンプレッサー一体型の「どこでもクーラー」は、
排熱を外に出してやるのはもちろんの事、
吸気に必要な十分な空気を外から取り入れてやる事も重要なのです。
決して空間を密閉することなく。
吸気口が一番大切_20140810

そこで用意したのが、meltecの「ウィンドーネット WP-30」。
これを運転席側のドアにセットし、窓を少し開けます。
そうですね、最低でも排気と同じくらいの空間。
50mmくらい開ければ大丈夫でしょう。

これは網戸の役割をするので虫の侵入を気にする必要なし。
案外手軽な方法で、効果的な吸気口を確保する事ができました。

そしてここからさらに一工夫。

吸気口を開け「どこでもクーラー」までの空気の通り道が出来ました。
でもこれだけでは、せっかく冷えた空気も一緒に流れます。
そこで、フロントシートとの間にパーテーションを設置。
100均グッズで間仕切りカーテン_20140809

こうする事で、フロントシート部分は丸々吸排気ダクトになります。
後席部分とはパーテーションで区切られるので、
居住空間の冷気は可能な限りそのまま。
排熱ダクト周りから出ている熱を遮断する意味でも有効です。

発想の転換ですね。

「どこでもクーラー」をウィンドーエアコンと見立て、
フロントシート部分を窓の外と見なす。
この部分は冷やすより、空気の通りを良くしてやる事が重要なのです。

これで熱源ルームと冷え冷えルームの二部屋に分割。
居住空間(冷え冷えルーム)の快適性が向上したのでした。
熱室と涼しい部屋を作る_20140809

ちなみに、パーテーションは100均の車用サンシェード。
カーテンレールも100均の突っ張り棒(税抜き150円)で、
カーテンクリップも同じく100均製です。
突っ張り棒をカーテンレール代わりに_20140810

なお、パーテーション下の隙間にも理由がありまして。
この隙間から敢えて冷えた空気を少しだけ出す事によって、
吸気口の温度を徐々に下げる事も可能になるのです。

だからマイナス8度を実現できたのですね。

このシステムは、絶妙な空気の流れによって成り立っています。
ですので、他の条件下で再現できる保証は無いので悪しからず。
普通に使うと、「どこでもクーラー」は冷えない冷風機です。

あと、炎天下での使用にも不向き、パワー不足です。
っていうか、35度以上になると保護装置が働いて動きません。

※関連記事
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