宿（やど）泊二日目は、「湯治の宿 大黒屋」。
別府辺りで宿泊できて、地獄蒸しも楽しめたら最高だな～
と思って検索していたところ、こちらの宿に辿り着きました。

なんでも、素泊まりなら休前日でも一人4千円程度という安さ。
ビジネスホテルとあまり変わらないお値段です。

それなのにナント！　温泉は当たり前、
宿泊者は無料で地獄蒸し釜を利用できるのです！

宿の敷地内には蒸し釜6基とテーブルスペースが備わっていて。
私達のような素泊まり客でも、鉄輪名物の地獄蒸し料理を
楽しめるようになっていました。（もちろん、セルフで）

実はこの近くに、大人気の地獄蒸し工房もあるのですけどね。
宿に地獄蒸し釜があるので、お世話になる事はありませんでした。

それにしても、地獄蒸しした食材の美味しかったこと！

ただ単に釜に入れ、適切な時間に取り出しただけなのですけどね。
アワビ、うちわ海老、赤足海老、ホタテ、手羽先・・・
そのどれもが程良い塩加減で、絶品の味わい。

初めて食べるワタリガニなんて、「こんなに美味しかったの？」
と、思わずカミさんと目を見合わせたほど。
身は少ないですけど、味はズワイガニの上をいっていました。

地獄蒸しという、特別な調理方法のなせる技なのでしょうか。
普段口にする料理にはない、「旨み」が凝縮されていました。

ちなみに、食材に加えて飲み物のアルコール類も全て持ち込み。
世の中、こんなに素晴らしい宿があったのですね。

トイレは共同、建物も年季が入っているのですけど。
綺麗に手入れされており、快適に過ごす事ができました。

前日と一転、自炊できる宿も楽しいですね。


2014/11/15 -紅葉狩りと温泉三昧の九州旅 - 2014-