旅の記録は新ブログ「キャンピングカーで愉しむ!車中泊キャンプと旅紀行」に引き継ぎました。(2017年10月~)
「潮待ちの港」御手洗の古い町並みを散策 ― 2015/08/14 09:02
キャンプ場は午前8:30頃にはチェックアウト。
そこから向かった先は? フェリー乗り場の「明石港」です。
この日最初のプランは「大崎上島」から「大崎下島」に渡ること。
その為には、フェリーに乗る事が必須条件となります。
(橋は掛かっていません)
ですから、キャンプ場のチェックアウトを急ぎました。
その甲斐あってか、「明石港」には8時50分頃には到着。
9:18便への乗船手続きを、無事行う事ができました。
そして、定刻にはフェリーへと乗船。
軽自動車の運転者込み片道運賃は1,780円で、同乗者は300円です。
前日の竹原ー大崎上島フェリーよりはまあ、安いですね。
とはいっても、陸路のみの下道よりは交通費がかかるわけでして。
そこまでして「竹原」「大崎上島」「大崎下島」と渡った理由は?
「安芸灘とびしま海道」をのんびりと走りたかったから。
瀬戸内の島々の景色は、見ているだけで癒されるのです。
(ここからは橋で陸続きとなります)
ということで、「大崎下島」に渡ったら
「御手洗町町並み保存地区」(御手洗の古い町並み)に。
港から車を進めると、観光客用の有料駐車場の手前に、
数台ながら無料の駐車場があります。
いつもは満車なのですが、この日は結構空きがありました。
町並みの散策をするのも、ここをスタート地点にすると好都合。
実際、観光パンフレットの推奨ルートもそのようになっています。
で、しばらく歩くと日本初の「自転車による世界一周冒険旅行者」、
「中村春吉」氏の碑が目の前に。
1872年、ここ「御手洗」の地に誕生し、1902年から一年半をかけ、
世界中の様々なところを自転車で廻られたそうです。
もちろん、海を渡るのに船は使われたと思いますが、
それでも自転車ひとつで世界一周って凄すぎます。
天候が良い時ばかりではありませんからね。完全にリスペクトです。
そして、町並みを抜けたら「潮待ちの港」として昔、
多くの船が立ち寄っていた防波堤のある「千砂子波止」へ。
この景色がまた素晴らしい。
そこに立ち止まり、ただただ無心で眺めたくなります。
ゆっくりと流れる島時間。
ふと足元に目を向けると、
石に彫刻された絵を見つける事もできます。
久々に、心が洗われるような旅先のひと時でした。
2015/06/14 -仙酔島・鞆の浦・とびしま海道の旅-