旅の記録は新ブログ「キャンピングカーで愉しむ!車中泊キャンプと旅紀行」に引き継ぎました。(2017年10月~)
ハイエースに「どこでもクーラー」【改善編】 ― 2017/07/14 07:15
軽キャンへのセッティングであれば、非常に大きな効果を発揮してくれている「どこでもクーラー」。
ならば、ハイエースのキャンピングカーにセッティングしても、ある程度の効果が期待できるのでは?と試したのが、数日前の記事です。
※数日前の記事
ハイエースのキャンカーにどこでもクーラー
しかしやっぱり、ただ置いただけでは駄目でしたね(^^;
約2時間運転してみて、下げる事ができた温度はマイナス3.3度。車内温度は27.9度と、思うように車内を冷やす事ができませんでした。(これ以上運転しても下がらず)
そこで今回、その悪いと思われる部分を改善すべく、軽キャンと同じように排熱ダクト用パネルをポリプロピレンのパネルで作成。
助手席側のドアに設置できるようにしました。
新聞紙で型を取り、大きめにカットしたパネルを現物合わせで調整。軽キャンKONGと同様に、窓ガラスの溝に嵌め込む構造としています。
窓を全開にしてから下側から差し込み、当たりを見ながら途中まで窓ガラスを閉めるとOK。これで排熱ダクトパネルは設置完了となります。
ダクトを通す部分にスポンジ等を取り付けていないので、少し隙間ができてしまっていますけどね。取り敢えず運用に問題はないでしょう。
なお、排熱ダクトは軽キャンの時に使ったのと同じ省エネパイプを使用しています。この辺りの詳細につきましては、過去記事をご覧頂ければと思います。
※関連記事
排熱バッチリなら冷えるクーラーになる?
ただ、排熱をしてやるだけではやっぱり、車内の温度を下げる事はできないんですよね。これも過去記事で書いている通りです。
そこで、ここでも軽キャンに施したセッティングと同じ方式を採用する事に。
運転席側の窓を少しだけ開け、メルテックの「ウィンドーネット WP-30」を被せて吸排気の流れを良くしてやりました。
これで、軽キャンに施したのとほぼ同等のセッティングとなります。
前席部分は吸排気を優先させたアツアツルームに、カーテンで仕切られた後席部分は冷風の出る冷え冷えルームになる筈。
今回は前述した対策の効果を確認する為、あえて仕切りのカーテンは布地のままとしましたが、果たしてどこまで車内を冷やす事ができたのか?
15時52分の時点で、カーポートの下に駐めた車内の温度は30度。ここからのスタートとなります。
すると? スタートと同時に早くも変化が!
温度計を見ていると、みるみるうちに温度が下がっていくではないですか!
前回試した時にはなかなか下がらず、冷風の吹き出し口の温度もイマイチでしたからね。それに比べると明らかにパワフルになった感じ。
やはり、排熱ダクトパネルと運転席側の吸気が効いているようです。(前回から改善した部分はココ)
パネルを設置した事により、排出された熱気が車内に逆流しなくなり、ダクトの前にあった「ウィンドーネット」が無くなった事で、排熱効率が良くなったのだと思われます。
あと、これは色々と試していて分かった事なのですが、前席側と後席側はきっちりと遮断しておくよりも、少し隙間を開けておいた方がより冷えるようです。
そういえば、軽キャンKONGの時も下側には隙間を開けていましたね。
多分、後席の冷えた空気をある程度「どこでもクーラー」の吸気に送ってやる事で、冷房効率が良くなるのでしょう。
熱い空気を冷やすよりも、少しでも冷たい空気を冷やす方がよく冷えますからね。
ただし、隙間を開けるのはなるべく下側。上側を開けると、熱気が逆流してきます。
という事で、最終的には何度まで冷やす事ができたのかというと?
運転開始から約3時間後、18時43分の時点でマイナス約5度の25.1度となりました。(梅雨の真っ最中で湿度は上がりました。が、数字ほどのムシムシ感はありません)
標準のロングとは言え、この時間帯で広い車内。それでこの温度を実現できたのは、かなりの効果と言えるのではないでしょうか。
まあ、炎天下の使用では役不足だと思われますけどね。そもそも車中泊は夜するものですし、夕方前からの使用であれば十分に機能すると思われます。
あと、サブバッテリーでの運転は現実的ではありませんが、電源の備わるキャンプ場やRVパークなら全く問題は無いでしょう。
座っていてスーッと汗の引く涼しさ。十分、実用レベルになったと思います。
※いつも有難うございます。
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