旅の記録は新ブログ「キャンピングカーで愉しむ!車中泊キャンプと旅紀行」に引き継ぎました。(2017年10月~)
朝一から温泉地で大興奮! ― 2012/11/01 08:07
「渡瀬緑の広場キャンプ場」で快適な車中泊をした後は、
そこから2kmたらずの所にある「湯の峰温泉」へ。
相変わらず雨は降り続いていましたが、傘をさせばなんのその。
朝一から情緒あふれる温泉地を楽しむ事ができました。
こちらの温泉地の特徴は何と言っても、川沿いに90度の湯筒があるところ。
生卵や野菜を持参すれば、思い思いに温泉卵などを楽しむことができます。
利用料金はもちろん無料。
な~んて知ったげに綴っていますが、この時初めて知りました。
しまったな・・・こんな事なら生卵を用意しておくべきだったな。
と、後悔しても時すでに遅し。
とりあえず、タオルと小銭だけ用意していれば楽しめる、
湯の峰温泉の公衆浴場に入ってみることにしました。
いつもの如く、カミさんと湯上り時間だけ打ち合わせて。
公衆浴場は「一般湯(250円)」と「くすり湯(380円)」の二種類。
その違いは、加水をしているかしていないか。
私たちは、加水をしている一般湯へ。
いや、値段が安かったからつい(笑)
というのは冗談で、こちらの泉質は素晴らしく最高でした!
ほんのり白濁したお湯は硫黄の香りがして、「これぞ温泉!」といえるもの。
私、こういった泉質は大好きなんです。
まさか、和歌山県の山間部で、
こんなにも良質な温泉に出会えるなんて思ってもいませんでした。
日本にはまだまだ、私が知らない素敵な場所が数多くありそうですね。
湯の峰温泉、最高!
今度は、生卵を持って訪れたいです。
2012/09/17 -5泊5日の車中泊南紀旅-
コーナンに産直館ってあったんですね ― 2012/11/02 21:37
カミさんに運転を任せて到着した場所は、「古道歩きの里ちかつゆ」。
道の駅ではありませんが、道の駅と見間違う程に整備された休憩処でした。
私、こういった所って大好きなんですよね。
その地ならではの特色が満載といいますか。
比較的新しい私設で、お土産品売り場、お食事処、ミニスーパーと、
道の駅顔負けの充実ぶりでした。
ただ、この時も雨は土砂降りで・・・
何故か、私達の旅って、雨がつきものです(苦笑)
誰だー! 雨男はー!
えっ? 私?・・・(笑)
そういえば、私が計画した旅やキャンプは、いつも雨なんですよねえ・・・
今のところ、降水確率50%以上といったところでしょうか。
たまには、スッキリと晴れたもとで旅やキャンプを楽しんでみたいものです。
さて、この後は「道の駅 ふるさとセンター大塔」、
「口熊野上富田の駅 こーなん産直館」に寄り道。
ホームセンターでお馴染みのコーナンに、
産直館っていうのがあるんですね。初めて見ました。
物珍しさに緊急ピットインを決め、早速店内へ。
おお~! なかなかの品揃えではないですか!
道の駅や通常の産直市では手に入らない、レアな商品もありましたよ^^
しかも、値段もリーズナブル。
こちらでは、惣菜と各種お土産品を購入。
偶然見つけたお店での買い物って、本当に楽しいですね。
雨があがってきていたのも良かったです。
な~んて・・・悠長な事を言っていられるのはここまで。
この後、とんでもない展開になるのでした。
2012/09/17 -5泊5日の車中泊南紀旅-
踏んだり蹴ったり・・・ ― 2012/11/04 23:01
道の駅や産直市に立ち寄った後は、
この日のお目当ての一つであった「とれとれ市場南紀白浜」に到着。
この頃にはすっかり雨があがり、
「観光はいよいよこれから!」といった気分になっていました。
まずは、とれとれ市場内で昼食を頂きます。
異様に行列が出来ていたのは海鮮丼のコーナー。
「えっ? こんな行列に並ぶのは勘弁!」
と思っていたところ、隣のセルフコーナーはガランガランでした。
もちろん、私達はセルフコーナーへ。
ここでは、刺し身や焼物、汁物を取ったり注文したりする事が可能でした。
お値段は、そこそこといった感じでしょうか。
決して安くはありません。
それでも、50人くらいの行列に並ぶよりは遥かにマシでした。
味は・・・マグロのサイコロステーキは美味しかったですよ^^
そして、とれとれ市場でショッピングを楽しんだ後は、
いよいよ、今回の旅最大の目的地に移動!
ということで車に戻ったのですが・・・
先程までの青空はどこに行ったのか、土砂降りです(ーー)
しかも、バケツをひっくり返したような雨。
困ったな・・・
しばし、呆然としていた私達。
しかし、このまま駐車場で立ち往生という訳にもいかないので、
とりあえず最大の目的地を目指して車を移動させます。
そして到着したのが「崎の湯」。
今回の旅で、私が一番訪れてみたかった場所でした。
ところが!
「台風接近のため臨時休業」との札がかかっているじゃーないですか!
駐車場への侵入も不可能・・・
なんてこった・・・
私は、何の為にここまで来たのか・・・
一瞬にして、頭の中が真っ白になりました。
ちなみに、カミさんが今回の旅で一番楽しみにしていたのは、
「アドベンチャー・ワールド」。
パンダがいる事で有名で、「崎の湯」の次に行く予定でした。
ところが、ご覧のとおりの悪天候。
決して安くは無い入場料を支払って入園したとしても、
パンダが観れるとは限りません。
これで、「アドベンチャー・ワールド」も断念。
私とカミさん、二人の楽しみは脆くも消え去ったのでした。
それでも、「ここくらいは観れるでしょう」と立ち寄った「千畳敷」。
当たり前ですが、台風接近で立入禁止になっていました^^;
ホント、和歌山まで何しに行ったんですかね(苦笑)
この日のメインイベントは全て空振り。
踏んだり蹴ったりとは、この事を言うのでしょうね。
さて、今晩はどこで車中泊をしようかな・・・
2012/09/17 -5泊5日の車中泊南紀旅-
軽キャンで過ごす最高の時間 ― 2012/11/05 22:35
「崎の湯」も駄目、「アドベンチャー・ワールド」も駄目、
「千畳敷」も駄目ときたら・・・とっとと先を目指すのが賢明です。
でも、諦めきれなかったんですね。
「もし、翌日天候が回復したら?」という望みを残し、
敢えて先に進まず、昨日と同じあたりに車中泊をする事に決めました。
いわゆる、足踏み車中泊です。
私達の車中泊旅は基本、同じ場所に滞在する事はなく、
移動しながら新たな車中泊地を点々とします。
それなのに、「移動しない車中泊」を選択した私達。
諦めが悪いですね(笑)
それだけ、前述の場所には並々ならぬ思い入れがありました。
せっかく和歌山県まで来たのですから、手ぶらで帰る訳にはいきません。
名物の露天風呂入浴や、パンダ観光は是非ともしたい・・・
そこで、宿泊可否の確認を数件のキャンプ場に電話。
しかし残念ながら、一番近くにあったリーズナブルなキャンプ場は、
何回コールしても音信不通でした^^;
まあ、次の日は平日でしたからね。仕方ないでしょうね。
そんな中、快く私達を迎え入れて下さったキャンプ場がありました!
そのキャンプ場とは、「福井キャンプ場」。
大人一人600円、車一台600円という、
なかなかリーズナブルなオートキャンプ場です。
しかも、電話の対応がとても気持よく、
「風が強いけど大丈夫ですか?」とか、「雨が降っています」など、
現地の気象状況を教えてくださいました。
こういった情報は、本当に有難いです。
現地に到着するまでに、心の準備ができますからね。
ちなみに、チェックイン時刻をお聞きしたところ、
少々遅くなっても大丈夫との事。
「クルクル回っているお店が目印です」と仰っていました。
この時、「えっ? クルクル?」と意味がわかりませんでしたが、
後ほど現地に到着してみて納得。
管理人さんのご自宅は、床屋さんでした^^
さて、車中泊地が決まってチェックインを済ませたらほっと一安心。
そこから数キロメートル先にある温泉、
「釜の崎温泉 「がまの湯 田舎宿川口」」で入浴をする事にしました。
こちらの温泉、加温こそしているものの加水は無し。
PH9.1のアルカリ性温泉はお肌スベスベ、最高でした♪
和歌山県って、良質な温泉が至るところにあるんですね。
そして、車中泊前の入浴を済ませたら再びキャンプ場へ。
こちらのキャンプ場、入り口がとても狭いので、
軽キャンでもかなり気を使います。
おそらく、ハイエースのロングクラスだと入場は不可能だと思われます。
さて、キャンプ場に到着しても雨と風はおさまっていませんでした。
しょうがない・・・本日も車内で夕食か・・・
普通ならガッカリするところですが、この日は巨大あさりがありました。
「とれとれ市場南紀白浜」で購入していた巨大あさり。
とりあえず、これをKONGのシンクで水洗いします。
シンクが付いていて、本当に良かった・・・
こんな嵐の中、炊事棟まで行く気にはなれません。
そしてコイツをコッヘルの中に入れて酒を入れ、酒蒸しに!
巨大アサリの酒蒸しが完成しました~♪
おお! これは美味い! 美味すぎる!
大きくても、味は大味ではなく繊細。
生まれて初めて、こんなに大きいアサリの酒蒸しを頂きました。
しかも、車中泊の車内で(笑)
軽キャンで過ごすこの時間、最高ですね^^
2012/09/17 -5泊5日の車中泊南紀旅-
※追記
「福井キャンプ場」は2014年をもって、営業を終了したそうです。
軽キャンとトイレのお話 ― 2012/11/06 23:40
今回のキャンプ場での車中泊。トイレ前の場所を確保させて頂きました。
通常なら有り得ない場所ですけどね。
利用者が私達だけだったという事もあり、
大雨でも水捌けがよく、トイレへのアクセスが楽なこの場所を選びました。
このあたりが、トイレが常設されていない
軽キャンの痛いところですねえ・・・
車内にトイレが常設されていれば、
わざわざこんな場所を選ぶ必要はありません。
私、思うんですけど、旅を重ねれば重ねる程、
キャンピングカーにトイレが備わっている事の重要性を実感します。
トイレが常設されていて初めて、
自立可能なキャンピングカーとして成り立つのではないでしょうか。
まあ、最近では道の駅なども多くあってトイレに困る事はありません。
普通に旅する限り、それだけで事足ります。
でも、いざ悪天候下になった時には?
車内で全て完結できるのが理想。
シンクと同じく、わざわざ車外に出るのは億劫ですからね。
過酷な自然環境下においても、衣食住が滞り無く行える車両。
それこそ、真のキャンピングカーといえるような気がします。
その点において、KONGはどうだろう?
寝ることだけに的を絞った単なる車中泊カーとは異なり、
ある程度は達成できているように思います。
それでも、トイレとなると・・・
一応、折り畳み式のポータブルトイレ(コーナンオリジナル)を
常備しているものの、これはあくまでも非常用。
日常的に使えるか?と言えば、そうでもありません。
だから、今回のような位置取りになったのです(苦笑)
やはり、常設のトイレは欲しいところですね。
悪天候になればなるほど、それを実感します。
ただ、軽キャン(しかもバンコン)の限られた車内で常設となると、
限りなく無理な相談になりますが・・・
(一人旅仕様の場合は除く)
さて、この日の朝食は、
前日の「巨大アサリの酒蒸し」から出たエキスを応用した特製スープ。
乾燥ワカメと乾燥ネギ、ソーセージを入れて温めたら絶品でしたよ^^
「千畳敷」で半額購入していた「めはりずし」も美味。
高菜の浅漬けの葉でくるんだこの地方独特の「おにぎり」の中には、
ごま、かつお節が入っています。
〆はもちろん、「金ちゃんヌードル」で(笑)
安くて美味いカップ麺。
それは間違いなく、「金ちゃんヌードル」でしょう。
これが常備されていると、何故か幸せ気分になれます^^
2012/09/18 -5泊5日の車中泊南紀旅-