旅の記録は新ブログ「キャンピングカーで愉しむ!車中泊キャンプと旅紀行」に引き継ぎました。(2017年10月~)
生かされている「いま」に感謝 ― 2012/11/16 08:06
香川で讃岐うどんと骨付鳥を満喫した後は、
今年まだ参拝に訪れていなかった「金刀比羅宮(金比羅さん)」へ。
以前の記事でも綴ったと思いますが、
「金毘羅さん」は毎年欠かさず参拝に訪れるようにしています。
「金毘羅さん」は私の心の支えであり、復帰のシンボルでもあります。
数年前、私は前の会社の新築の職場でシックハウス症候群になり、
数ヶ月働けなくなった時期がありました。
シックハウス症候群って、ご存知ですか?
建物の内装等に使われている接着剤等の化学物質が原因で、
自律神経失調、めまい、微熱が続く等の症状が現れる疾患の事です。
これが、精神疾患や風邪、更年期障害に似ているものですから、
最初は原因がなかなかわからないんです。
当時、数件の病院をたらい回しにされました。
最終的には、同じ症状の方が職場にいて、その方の情報から病名、
そして病院を知ることができたのです。
(中国地方で対応できるのは、岡山県の某病院のみでした)
あれは辛かったな・・・
化学物質から(職場から)遠ざかると体調が改善するものですから、
「仮病じゃないの?」なんて、疑われたりもしました。
それでも唯一、私を信じて励ましてくれたのがカミさん。
これがどんなに心強かったことか。
今でもそれには感謝しており、感謝してもしきれません。
そして回復期、体調を崩して以降始めて行った旅が、
「金毘羅さん」を訪れる、カミさんとの四国旅だったのです。
まだ完治していなかったので、あの階段を上るのは大変でした。
それでも、二人で階段を登り切った時の達成感と感動!
病を克服できる、勇気を授かったような気がしました。
それ以来、毎年欠かさず「金毘羅さん」を訪れるようにしています。
「しあわせさん。こんぴらさん。」
「金毘羅さん」を訪れると、苦しかったあの頃を思い出すのと同時に、
幸せに生かされている「いま」に、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
2012/09/19 -5泊5日の車中泊南紀旅-