旅の記録は新ブログ「キャンピングカーで愉しむ!車中泊キャンプと旅紀行」に引き継ぎました。(2017年10月~)
SPがコストダウンでスペックダウンの件 ― 2014/02/12 22:32
これ、記事にしようかどうか迷ったのですが・・・
あまりにもガッカリしたので、あえて綴る事にしました。
この時期、殻付き牡蠣を焼き牡蠣する事が多い私。
牡蠣の殻を外したり、貝柱を外したり・・・
そんなとき、欲しくなるのが平らな皿。
空中作業より、皿の上で作業する方がし易いですからね。
でも、家にある陶器の皿だと、少し不安なんですよね。
できれば、熱と強度に優れる金属製が良い。
という事で、先日アウトドアショップを物色していると、
ちょうど良さそうなアイテムを見つけたんです。
それは、「SPテーブルウェア プレートM」。
見た瞬間、これは焼き牡蠣に良さそうだなと。
浅型でスタッキング性に優れ、サイズも広々。
作業性に優れるそのシルエットは、一瞬で私を虜にしました。
見たところ、頑丈な作りで強度もバッチリ。
早速、購入しようともう1枚(2枚目)手に取った瞬間・・・
その事件はおきました。
「えっ? この2枚って、別モンじゃね?」
SPのロゴが入っていて、型番も全く同じなのですが、
比較的綺麗な状態で売られていた方(多分、新しいロット)の
プレートは、ペコペコパコパコ。(実際そんな音がします)
これは百均か?と思える位の強度だったのです。
(最初の一枚以外、他の店頭在庫も全てペラッペラ)
試しに、一枚ずつ利き腕で持って重さを確かめてみると・・・
明らかに、古い方が重く、新しい方が軽い。
間違いなく、板厚が薄くなっているようです。
「はは~ん、こっそりコストダウンしたな」。
この時点でピーンときた私は、近くにいたSPのバッチを付けた方に、
「板厚薄くなりました?」とお聞きしました。すると?
「いえ、モデルチェンジしていないので変わりません」との返答。
そんな事ないでしょ~(苦笑) 明らかに、この2つは別物ですよ。
でも、この方にアレコレ言っても仕方ないので、
授業料を払うつもりで購入し、自宅に持ち帰って
キッチンスケールで重さを計ってみる事に・・・
やっぱり(^^;
古いロットの方が108gで、新しいロットの方が96g。
12gも軽くなっていました。(カタログスペックは104.3g)
「な~んだ、12gかあ」なんて思わないでくださいね。
約100gのうちの12gは10%以上をしめ、軽視できない数値です。
それだけの原料が、こっそりダイエットされていたのです。
まあ、これはコストダウンでよくやる手法ですよね。
でも、いただけないのはカタログスペックがそのままだという事。
(手元にある2006年のカタログから変更なし)
板厚の0.4mmは構造上、ノギスでも測る事ができませんでしたが、
おそらく、それよりは薄くなっているでしょう。
何より、強度が犠牲になっている点が惜しいですね。
カタログスペックの0.4mmは、強度を維持する上で必要だった筈。
それを・・・SPクオリティって、こんなものだったのか?
自分の中で、神話が音を立てて崩れ落ちてゆきました。
いつ頃から板厚が変わったのかはわかりませんが、
値上げしても良いので、強度は維持して頂きたかったですね。
(2014年1月14より一斉値上げされるも、当該製品は対象外)