ちょっと前にも触れた事がありますが、
カー用品の消費電流を簡単に測定できる計測システムを自作しました。
その名は「・・・・・・」。
まだ未定です（笑）

前々からこういった物が欲しかったんですよね。
シガーソケットに接続するだけで、簡単に消費電流を測定できるやつ。
これがあると、使用するカー用品の消費電流を前もって知ることができます。
それはある意味、計画的な電力使用にもつながります。

でも、ありそうでなかなか無いんですね。
（シャント抵抗を使った高価なキャンカー常設品は除く）
そこで、今回の自作となったわけです。

自作にあたっての条件は、

・常設でなくて良いので、とにかく安いこと。
・汎用的で使い回しが利くこと。
・使用方法が簡単なこと。

この三点でした。

更に付け加えて言えば、「10Aまで測定可能なこと」というのがありました。
とにかく、大袈裟にならないのが前提条件でした。

そんな要求にピッタリだったのが、テスターを使ったシステム。
比較的安価に、直流電流を計測できるシステムが構築可能です。

イメージしていたのは、
バッテリーのシガーソケットに自作ハーネスAssyのシガープラグを接続し、
その先のシガーソケットにカー用品を接続。
この間に流れる電流をテスターで測定するというものです。

使ったアイテムは、

(1) デジタルマルチテスター「OHM M-830C」
(2) テスター棒バナナ式「ELPA PU-82」
(3) バッテリー接続ソケット「BAL No.1761」
(4) オートバックス シガープラグ（ヒューズ無し）

です。トータルで3,000円程度だったかな？
上記の選定に共通して言える条件は、「10A流せる事」でした。
また、(3)(4)に限って言えば、
「ヒューズが入っていない事」というのも条件でした。
ヒューズが入っていると、そこに流れる電流まで測ってしまいますからね。
（バッテリー側のヒューズは仕方なし）

さて、アイテムが揃ったら、
後はひたすら線を切ったりハンダ付けしたりするのみ。
あっという間に完成です。

う～ん、ハーネスだけなのでちょっと地味ですね（笑）

それなら！　という事で、実際に負荷を接続してデモンストレーション。
メルテックのLEDライト、「ルーメン LF-610」です。
新しいもの好きで買ってはみたものの、照射角度が狭すぎてお蔵入り。
限定した範囲では明るいんですけどね。
只今、使えるシーンを模索中。

そんなLEDライトの消費電流はHIでも僅か0.17A。
LOなら驚きの0.05Aでした。
これは、電力消費を気にせず使える照明である事は間違いありません。

ちなみに、LEDライトのスイッチをOFFしても0.01A流れていました。
これが暗電流ってやつですね。
元から切ると、電流は流れていませんでしたので。

それにしても、今回自作した電流計測システムはなかなかに面白い。
ある意味、学生時代の実験を思い出しました。

なお、テスターは単体でも使えるようにと、
付属のテスターリードは加工せずにそのままにしています。

収納は、百均のBOX内へ。
モバイル性（笑）も抜群です。

10Aまでのシガーソケットに接続できるカー用品なら、
何時でも何処でも「簡単に」電流を測定できる環境が整いました。